リスティング広告運用
google広告のディスプレイ広告を配信する場合、どのような配信タイプを行えば良いか分からない。
というご相談を頂く事があります。
弊社ではお客様の業種によって配信方法を変えますが、今回は新しい商品やサービスのブランディングに使用できるgoogle広告配信方法をご紹介してみたいと思います。
目次
ターゲティング
まずは対象ユーザーのターゲティングを行い、以下の内容を最適化する設計を作りましょう。
- 配信時間
- 配信先デバイス
- 配信地域
- ユーザー属性(※明確な場合のみ)
配信時間や配信先デバイスはアナリティクス解析が行える環境であればアナリティクスの数字を元に設計する事をオススメします。
「カスタム インテント オーディエンス」と「プレースメントターゲティング」
ターゲティングしたユーザーに出来るだけ角度の高い広告配信をするには「カスタム インテント オーディエンス」と「プレースメントターゲティング」
を活用してみましょう。
カスタム インテント オーディエンスとは?
カスタム インテント オーディエンスとは
「こんなキーワードで検索してたり、こんなWEBサイトによく訪問するユーザーは、こんなタイプな人だろうね」
と自動的にgoogle側でユーザーを振り分け、リストを作成し、リストに入っているユーザー層に広告を表示させる事ができる方法です。
簡単な例で説明すると、
「マンション購入を考えている」ユーザー層に広告を見せたいのであれば
- SUUMO、HOMES、アットホームなど不動産系ポータルサイトのURL
- 「マンション購入」「中古マンション 購入」 「新築マンション情報」などのキーワード
上記を設定することで「マンション購入を考えている」ユーザー層に対して広告配信する事ができます。
カスタム インテント オーディエンスでの結果を分析
カスタム インテント オーディエンスの広告は角度の高いターゲティングを可能としますが、機械学習の面もあるので人の手で改善していく必要があります。
弊社の場合、
- どのようなサイト、youtubeチャンネル、アプリに表示されているか?
- 各媒体から流入してきたユーザーの本気度は高いか?
- クリック単価はどうか?
などの要素を効果測定し、効果が高い配信先のリストを作成します。
その上で、上記リストを「プレースメントターゲット」で活用します。
プレースメントターゲット
プレースメントターゲットとは、広告を配信したいWEBページ、Youtubeチャンネルやアプリへ配信できる手法で、実はGoogle 広告初期の頃からある機能です。
「カスタムインテントオーディエンス」である程度ターゲティングしたユーザーへ広告配信し、効果が高かった配信先のWEBサイト、Youtubeチャンネルやアプリにのみ広告を配信するような流れとなります。
最初からプレースメントターゲットを使用すれば良いのではないか?という事も考えられますが、プレースメントターゲットは登録したWEBサイト、Youtubeチャンネルやアプリのみに表示させる事を目的としているので、配信先がとても狭くなってしまう場合が多くなります。
この場合、機会損失が大きくなる可能性がある為、「カスタム インテント オーディエンス」からスタートし自社オリジナルのリストを作成し「プレースメントターゲット」を活用するか、もしくは2つの手法を同時に使用した方が、角度が高いターゲット層に、取りこぼしの少ない範囲で広告配信できるはずです。
まとめ
今回はブランディングに効果的なディスプレイgoogle広告配信方法を説明してみました。
効果測定し広告改善する細かい要素や次レベルでの配信方法は省いてますが、今回紹介した方法で効果は出ると思います。
キーワード広告のようにユーザーの動機へ意図的に広告配信出来るわけではありませんが、意図的な「露出系」広告としてはかなり活用できます。
ご参考にしていただければ幸いです。