リスティング広告運用
リスティング広告は運用型の広告です。
実際に運用し、改善を繰り返すことで効果を発揮します。
リスティング広告の着地ページとなる、ランディングページも同様です。
最初に作ったランディングページが最善のものとは限らないからです。
ランディングページにも、広告と同様に改善を繰り返す必要があります。
それでは、ランディングページの質はどうすれば改善できるのでしょうか?
今回は、ランディングページの質を改善させるためのツールと改善方法を紹介します。
目次
ヒートマップ 〜ページ内での行動状況を知る〜
ヒートマップでは、ユーザーがページ内でどのような行動をしたかを、視覚的に知ることができます。
ヒートマップの解析画面上には、実際のページの写真上に、クリックした箇所が色付きで表示されます。
また、離脱率を確認する画面では、ユーザーの離脱率が高い箇所が、帯状に色分けされます。
もちろん、スクロール帯には、離脱率のパーセンテージも表示されます。
ヒートマップを使用することで、
- ユーザーの興味関心があるページ内コンテンツ
- ユーザーがページ内のどこを熟読したかやどこで離脱したか
といった情報を、一目瞭然で知ることができます。
そのため、サイト内のどの箇所を改善すれば良いかを判断するツールとして効果的です。
無料で使用できるヒートマップツール
ヒートマップツールの中には、無料で使用できるものもあります。
無料から使用できるヒートマップツールを幾つか紹介します。
Ptengine
無料で月間3,000PV数までを解析したヒートマップを1つ生成できます。
PC以外に、スマートフォン等のマルチデバイスに対応しています。
リアルタイム分析の機能も使用でき人気のあるヒートマップです。
Userheat
月間30万PVまでの解析を無料で利用することができます。
スマートフォン等のマルチデバイスの解析も可能です。
豊富な解析量を誇り、Ptengineと同様に人気の高いツールです。
mouseflow
月間500PVまでを無料で計測できるヒートマップツールです。
他のヒートマップツールと違い、各ユーザーが画面のどこをスクロールしたかのリプレイを再生することができます。
そのため、ページのスクロールがどのあたりで止まったか(熟読したか)を、より詳しく知ることができます。
ユーザーの人物像をAIで自動解析するツール
Juicer
Google Analyticsの情報をもとに、サイトに訪れた人のペルソナを自動で生成したり、サイトのABテストをしたりすることができます。
サイトの具体的な改善案を考える際に有効なツールです。
具体的な改善策を考える 〜ユーザー目線がやはり大切〜
ヒートマップツールを用いて、ページのどのあたりで離脱率が高いかを知った後は、なぜ離脱率が高いかを分析します。
例えば、文字情報が多ければ、目を引きつけやすい画像情報を入れてみたり、文字の間隔や行間を空けてみたりといった施策があります。
また、「お役立ちコラム一覧」の中で、クリック率の高い箇所を知ることができれば、訪問したユーザーの興味が高いコンテンツを知ることができます。
最終的には、やはり「ユーザーにとって見やすいレイアウトは何か」や「ユーザーにとって有益な情報は何か」といった基本に立ち返り改善することが大切です。
まとめ
リスティング広告の運用では、広告の配信設定だけでなく、ランディングページの内容の改善も不可欠です。
今回紹介したツールは便利で、改善策を考える上で有効なツールです。
これらのツールを最大限使用するためには、
「なぜこのような解析結果になったか」
という理由の分析と、
「ユーザーにとってよりよい見せ方」
に向けた改善の繰り返しが重要になります。
弊社ではリスティング広告の運用代行だけでなく、解析結果の分析から改善についての相談も随時承っております。
広告運用の中でお困りの場合はお気軽にご相談ください。