リスティング広告運用コラム

女性に受け入れられやすいリスティング広告のフレーズとは

リスティング広告運用

女性向けの商品やサービスをリスティング広告で表示させる際には、女性に受け入れられやすいフレーズがあった方が効果的です。

そもそも、男性と女性では、どのようなフレーズが好まれるかが異なります。

では、女性に受け入れられやすいフレーズとはどのようなフレーズでしょうか?

女性に働きかけるフレーズとはどのようなものかについて、以下の書籍に記載されていました。

女性のための売れるコピーライティング 女性に売るためのコピーライティング

山崎理恵著,『女性のための売れるコピーライティング 女性に売るためのコピーライティング』,WORDS c.出版

そこで今回は、上記の書籍に記載されていた女性に好まれるフレーズのご紹介と、それを踏まえて、実際にどのようなリスティング広告文が出稿されているかについて、例も併せてご紹介します。

女性が好意を感じやすいポイント

一般的に、何かの問題が生じたとき、男性は解決策を求め、女性は共感を求めるといわれています。

そのため、女性に対しては、「あなたのことを分かっていますよ」といった、共感する内容のメッセージを最初に伝えることが大切だと、著者は述べています。

具体例

リスティング広告の場合は、字数制限上、「辛いですよね」や「大変ですよね」といった言葉を用いる余裕がありません。

そのため、この共感に関するフレーズとしては、

「もしかして〇〇?と思ったら××にお任せ」

「〇〇が初めての方へ、あなたにぴったりの××」

「〇〇が気になったら、××で解決」

といった文面で記載されることがあります。

この言い回しであれば、先行きへの不安に寄り添い、そしてその安心させる感情への訴えかけという狙いが見て取れます。

 

女性に響きやすいポイント

もう1点、著者の興味深い考察を紹介します。

女性に響きやすいポイント、それは『権威』だというのです。

一般的に、地位や名誉は男性が強く求める傾向にあるといわれています。

しかし著者は、女性は今でも社会や家庭の中では権威の中心にいないことが多いため、かえってその抑圧された望みを叶えたい願望が強い、と主張されています。

「本当はもっと好きに生きたいが、それらを我慢している」ことが女性は多いため、自由に生きる願望を叶えてくれる『権威』に女性は弱い、というのが著者の考えです。

女性に響く『権威』の詳細について

その『権威』は具体的に3点あり、

  • 世間の肩書き(社会的な価値観)
  • 自分が憧れている人(自分がやりたくてもできないことをやっている人)
  • ミステリアスな人(自分の価値観などでは測れないもの)

と言われています。

1つ目の「世間の肩書き」とは、医者や弁護士など、社会的に広く認められている能力や資格を指します。

2つ目の「自分が憧れている人」は、自分ができないことをやっている人以外だけでなく、自分が欲しいものを持っている人も指します。

3つ目の「ミステリアスな人」は、霊能力者など、自分では測れないものを指します。

具体例

リスティング広告の広告文にする場合、実用性を見込めるのは1つ目と2つ目です。

実際には、それらの点を踏まえた紹介文の広告は、すでに存在していました。

1つ目の「世間の肩書き」の例としては

「〇〇で口コミ評判の××」

「厚生労働省認定の〇〇」

「90%以上の人が効果を実感した〇〇」

「みんなが選んだ〇〇」

「(テレビ番組)で話題の〇〇」

等のフレーズがあります。

2つ目の「自分が憧れている人」に関しては、

「(芸能人名)も絶賛する〇〇」

「〇〇で自分史上最高の××」

等のフレーズが実際に使われていました。

より効果的なフレーズ

さらに、著者は、女性が「好意」を抱く言葉と「権威」を合わせたフレーズが、さらに効果的だと主張しています。

最終的には、「女性が漠然と感じている不安や問題をはっきりさせ、商品やサービスによる素敵な未来をイメージさせてあげる」ことが重要だと述べています。

問題提起から解決策の提示までを、リスティング広告で表現した場合、

「理想の〇〇を叶える××、初回無料、返金保証あり」

「痛くない独自技術で〇〇へ」

「〇〇が気になったら、××で△△せずに解消」

「年々増える〇〇、××を飲んだらパッと消えた」

といったフレーズが、実際に使われていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回の内容をまとめると以下の通りとなります。

  • 女性には『共感』のフレーズが好感を持ってもらいやすい。
  • 女性には『権威』のある言葉が響きやすい。
  • 『共感』と『権威』を併せて素敵な未来をイメージさせるとなお良い。

「辛いですよね」や「大変ですよね」といった直接的な共感フレーズを使用しなくても、字数制限の中で、女性の問題意識や不安に訴えかけ、解決策を提示することは可能です。

そして、女性が求める『権威』は、他者から賞賛してもらうためのものではなく、『自己実現をするためのもの』ということです。

女性向けの商品やサービスのリスティング広告文にどのようなフレーズを盛り込むかについて、少しでも参考にしていただければ幸いです。

また、セルフアチーブではリスティング広告に関するご相談全般を承っております。

リスティング広告を開始したい、もしくは、運用はしているが改善策がないか相談をしたい等がございましたら、お気軽にご相談ください。

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