MEOコラム

ホテル・宿泊施設のMEO対策 | 予約数を増やすための施策を徹底解説

MEO

神戸でWEBマーケティング会社を経営しております、株式会社SELF ACHIEVEの新原です。

ホテルや宿泊施設の経営者の皆様は、「どうすればもっと多くのお客様に施設の魅力を伝え、予約につなげられるか」と日々頭を悩ませているのではないでしょうか。
特に、OTA(Online Travel Agent)への手数料負担は大きな課題だと感じている方も多いはずです。

そこで今回は、Googleマップを活用したMEO対策について、経営者目線で徹底解説します。
MEO対策は、広告費をかけずに自社の予約数を増やし、手数料に頼らない安定した集客基盤を築くための強力な一手です。

【この記事の結論】ホテル・旅館のMEO対策で予約を増やす3つの重要ポイント

質問(ユーザーが知りたいこと)結論(まず何をすべきか)
MEO対策で最も重要なことは?Googleビジネスプロフィールの「徹底的な最適化」です。特に「カテゴリ」「写真」「クチコミ」の3つが重要です。
具体的な対策は何から始める?「宿泊」カテゴリの登録と、魅力的な写真の大量追加から始めましょう。特に写真は競合との差別化に直結します。
予約を増やすための秘訣は?「クチコミへの丁寧な返信」と「最新情報の定期的な投稿」です。ユーザーとの信頼関係を築き、Googleからの評価を高めます。
ホテルのMEO対策 全体フロー

なぜ今、ホテル・宿泊施設にMEO対策が不可欠なのか?

まず初めに、なぜこれほどまでにホテル・宿泊施設の集客においてMEO対策が重要視されているのか、その理由を3つの経営的視点からご説明します。

OTA依存からの脱却と直接予約の最大化

多くの施設にとって、OTAは主要な集客チャネルの一つです。
しかし、その利便性の裏側で、1予約あたり15%〜25%にも及ぶ手数料が利益を圧迫しているという現実から目を背けることはできません。
経営者として、この手数料コストをいかに削減し、利益率を改善していくかは永遠のテーマではないでしょうか。

MEO対策は、この課題に対する極めて有効な解決策です。
Googleマップ上で貴施設に興味を持ったユーザーを、手数料のかからない自社公式サイトの予約ページへ直接誘導することで、利益率の高い「直接予約」の比率を高めることができます。
これは単なるコスト削減に留まらず、自社で顧客情報を管理し、リピーター育成へと繋げるための重要な第一歩となるのです。

ユーザーの宿泊施設探しの行動変化

今や、旅行者が宿泊先を探す際の最初の入口はGoogleです。

ユーザーは「神戸 元町 ホテル」「箱根 温泉 旅館」といった「地名+業種」で検索し、検索結果の最も目立つ場所に表示される地図情報、通称「ローカルパック」に掲載された3つの施設から比較検討を始めるのが一般的です。

つまり、このローカルパックに表示されるかどうかが、お客様の最初の選択肢に入れるか否かの分かれ道になる、ということです。
どんなに素晴らしい施設やサービスも、お客様に見つけてもらえなければ存在しないのと同じです。
このユーザー行動の変化に対応することが、現代の集客戦略の生命線と言っても過言ではありません。

競合との差別化とブランディング効果

MEO対策は、単にGoogleマップで上位表示されることだけが目的ではありません。
Googleビジネスプロフィールを通じて発信する写真や情報、そしてお客様から寄せられる口コミの一つひとつが、貴施設のブランドイメージを形作る重要な要素となります。

例えば、私が以前ご支援した神戸の小さなブティックホテルでは、大手ホテルにはない「スタッフの温かいおもてなし」が魅力でした。
そこで、プロが撮影した綺麗な客室写真だけでなく、スタッフがお客様と笑顔で交流する日常の写真を積極的に投稿し、寄せられる口コミにも一人ひとり丁寧に返信することを徹底しました。

結果として、「このホテルは温かそうだ」という独自のブランドイメージが醸成され、価格競争に巻き込まれることなく、そのホテルのファンになってくれるお客様からの予約が増加したのです。
このように、MEOは施設の「世界観」や「人柄」を伝え、ブランディングを強化するための強力なツールにもなり得ます。

MEO対策の第一歩!Googleビジネスプロフィールの最適化

MEO対策の核となるのが「Googleビジネスプロフィール」です。
これは、Google検索やマップ上に表示される貴施設の情報を管理するための無料ツールです。
まずは、このプロフィールの情報を徹底的に整備することから始めましょう。

まずは基本情報の徹底:NAP情報の統一と正確性

MEO対策において、全ての施策の土台となるのがNAP情報の統一です。

NAP情報とは?

  • Name:施設名
  • Address:住所
  • Phone Number:電話番号

この3つの情報を、公式サイト、各種SNS、OTA、その他のWEBサイトなど、インターネット上に存在する全ての媒体で一言一句違わずに統一することが極めて重要です。
例えば、「-(ハイフン)」と「ー(長音)」、「半角」と「全角」の違いもGoogleは別の情報として認識してしまう可能性があります。

なぜなら、Googleはインターネット上の様々な情報をクロール(巡回)して情報の正確性を判断しており、NAP情報が統一されていることで「この施設の情報は信頼できる」と高く評価し、検索結果での表示順位にも良い影響を与えるとされているからです。

宿泊施設の魅力を凝縮する「ビジネス情報」の書き方

Googleビジネスプロフィールの「説明」欄は、施設の魅力を伝えるための大切なスペースです。
ただ単に設備を羅列するのではなく、お客様がどのような言葉で検索するかを想像しながら、施設のコンセプトや強みが伝わる文章を作成しましょう。

例えば、「神戸港の夜景を一望できるオーシャンビューの客室」「元町駅から徒歩5分、ビジネスにも観光にも最適な立地」「大切な家族の一員、ペットと一緒に泊まれる宿」といった、具体的で魅力的なキーワードを盛り込むことが有効です。
これにより、ユーザーの検索意図とマッチしやすくなり、クリック率の向上も期待できます。

カテゴリ設定の重要性:「ホテル」だけで満足していませんか?

カテゴリ設定は、貴施設がどのような種類の宿泊施設であるかをGoogleに正確に伝えるための重要な項目です。
メインカテゴリを「ホテル」と設定するだけでなく、施設の特性に合わせてサブカテゴリを追加で設定することを強くお勧めします。

カテゴリ設定の例

  • メインカテゴリ: ホテル
  • サブカテゴリ: 旅館, リゾートホテル, ビジネスホテル, 温泉宿, etc.

例えば、「旅館」というサブカテゴリを追加することで、「神戸 旅館」と検索している、より具体的なニーズを持ったユーザーに対してアプローチできるようになります。
貴施設の強みを最大限に活かすためにも、設定可能なカテゴリは漏れなく登録しておきましょう。

予約に直結する!ホテルのMEO対策で最重要の3つの施策

Googleビジネスプロフィールの基本設定が完了したら、次はいよいよ予約数を増やすための具体的なアクションに移ります。ここでは、特に重要となる3つの施策について解説します。

施策1:口コミの「質」と「量」を高め、真摯に「返信」する

MEO対策において、口コミはユーザーの意思決定に最も大きな影響を与える要素の一つです。
良い口コミを増やすことはもちろんですが、それ以上に重要なのが、寄せられた全ての口コミに対して真摯に返信する姿勢です。

良い口コミを増やすためには、チェックアウト時にお声がけをしたり、サンクスメールの中で口コミ投稿をお願いしたりといった地道な働きかけが効果的です。

そして、万が一ネガティブな口コミが投稿されたとしても、それを放置してはいけません。
まずは事実確認を行い、施設側に非があれば真摯にお詫びし、具体的な改善策を提示する。たとえ事実誤認の口コミであっても、感情的にならず、丁寧な言葉で説明を尽くす。
この「向き合う姿勢」を他のユーザーは見ています。

誠実な返信は、かえって施設の信頼性を高め、未来のお客様を呼び込むきっかけにさえなり得ます。

施策2:ユーザーの期待感を高める「写真・動画」の活用術

写真は、施設の魅力を直感的に伝えるための最も強力なツールです。
プロが撮影した美しい公式写真はもちろん重要ですが、それだけでは十分ではありません。
ユーザーが本当に見たいのは、「自分がそこに宿泊した時にどのような体験ができるか」というリアルなイメージです。

掲載すべき写真の具体例

  • 外観: 季節や時間帯(昼・夜)を変えて複数パターン掲載する
  • 客室: 様々なタイプの客室を、広さや眺望が分かるように撮影する
  • 食事: 湯気やシズル感が伝わる料理の写真や、朝食会場の雰囲気
  • 共用施設: 大浴場、ラウンジ、レストランなど
  • スタッフ: お客様と接している自然な笑顔や、清掃している真剣な姿
  • その他: こだわりのアメニティ、窓からの景色、周辺の観光スポットなど

また、館内を歩いているかのような体験ができる360°ビュー(ストリートビュー)や、施設の雰囲気が短い時間で伝わるショート動画の活用も非常に効果的です。
スマートフォンで撮影した写真でも、清潔感と明るさを意識すれば、十分に施設の魅力を伝えることができます。

施策3:「最新情報」の投稿機能で鮮度とエンゲージメントを保つ

Googleビジネスプロフィールには、ブログのように最新情報を発信できる「投稿」機能があります。
この機能を活用して、定期的に情報を発信することで、Googleから「この施設はきちんと運営されている」と評価され、検索順位にも良い影響が期待できます。

投稿内容の例

  • 季節限定の宿泊プランの告知
  • 館内イベント(例:ジャズライブ、ワインフェア)の案内
  • 周辺の観光情報やイベント情報
  • 新しいアメニティやサービスの紹介
  • 新型コロナウイルス感染症対策に関するお知らせ

重要なのは、情報の鮮度を保ち、継続することです。
週に1回程度でも構いませんので、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることが、エンゲージメント(ユーザーとの関係性)を高め、再訪を促すことに繋がります。

MEO対策の効果を測定し、次の一手へ繋げる方法

MEO対策は「やったら終わり」ではありません。
施策の効果をデータに基づいて客観的に分析し、改善を繰り返していくことが成功への鍵です。
そこで活用するのが、Googleビジネスプロフィールの「インサイト(現在はパフォーマンスという名称)」機能です。

Googleビジネスプロフィールの「インサイト」を読み解く

インサイトでは、ユーザーが貴施設のプロフィールをどのように見つけ、どのような行動を取ったかを確認することができます。
難しく考える必要はありません。まずは以下の3つの指標に注目してみましょう。

注目すべき3つの指標

  1. ユーザーがビジネスを見つけた経路: ユーザーが貴施設を「直接検索(施設名を指定して検索)」したのか、「間接検索(カテゴリやサービス名で検索)」したのかが分かります。「間接検索」の数が増えていれば、MEO対策によって新たな顧客層にリーチできている証拠です。
  2. ビジネス プロフィールの表示につながった検索: ユーザーが実際にどのようなキーワードで検索して貴施設のプロフィールにたどり着いたかが分かります。 ここから、新たなキーワード対策のヒントを得ることができます。
  3. ユーザーの行動: プロフィールを見たユーザーが「ウェブサイトへのクリック」「ルートの検索」「通話」といった行動を何回起こしたかが分かります。これらの数値は、ユーザーの関心の高さを直接的に示す重要なデータです。

計測すべき重要指標(KPI)と改善アクション

勘ではなく、根拠に基づいて施策を改善するために、重要業績評価指標(KPI)を設定しましょう。
ホテル・宿泊施設のMEO対策においては、以下の3つをKPIとして設定することをお勧めします。

  • ウェブサイトへのクリック数
    直接予約に繋がる最も重要な指標です。
  • ルートの検索数
    実際に施設への訪問を検討しているユーザーの数を示します。
  • 通話数
    予約や問い合わせの電話がどれだけあったかを示します。

これらの数値を毎月記録し、その変動を確認します。

例えば、「写真を充実させた翌月にウェブサイトへのクリック数が増えた」のであれば、その施策は成功だったと判断できます。
逆に数値が伸び悩んでいる場合は、「投稿の内容を見直す」「口コミへの返信を徹底する」といった次のアクションを検討します。

このPDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)を回し続けることが、MEO対策を成功に導くのです。

よくある質問(FAQ)

Q: MEO対策はどれくらいの期間で効果が出ますか?

A: 施設の状況や競合環境によりますが、一般的には3ヶ月〜6ヶ月程度で検索順位の上昇やアクセス数の増加といった効果が見え始めるとされています。 重要なのは、短期的な結果に一喜憂憂せず、継続的に情報発信や口コミへの返信といった地道な施策を続けることです。

Q: 悪い口コミがついてしまった場合はどうすれば良いですか?

A: まず、感情的にならずに事実確認を行います。その上で、不快な思いをさせてしまったことへのお詫びと、今後の改善策を誠実に返信しましょう。他のユーザーは、その「真摯な対応」を見ています。これが結果的に施設の信頼性を高めることに繋がります。

Q: MEO対策を外注する場合の費用相場はどれくらいですか?

A: 業者やサービス内容によって大きく異なりますが、月額3万円〜10万円程度が一般的な相場とされています。 ただし、重要なのは価格だけでなく、どのような施策を行ってくれるのか、レポートは提出されるのか、そして自社のビジネスを深く理解しようとしてくれる「向き合う姿勢」があるかを見極めることです。

Q: 写真はスマートフォンで撮影したものでも大丈夫ですか?

A: はい、問題ありません。むしろ、スマートフォンの写真の方が、リアルな雰囲気や親近感が伝わりやすい場合もあります。清潔感を意識し、明るい場所で撮影することを心がけましょう。客室や料理だけでなく、スタッフの笑顔やこだわりのアメニティなど、施設の「人柄」が伝わる写真も効果的です。

Q: 複数の施設を運営している場合、MEO対策はどうすれば良いですか?

A: 各施設ごとにGoogleビジネスプロフィールを作成し、それぞれ最適化する必要があります。オーナー確認も施設ごとに行います。管理が煩雑になる場合は、ビジネスプロフィールマネージャの「ビジネスグループ」機能を活用すると、一元管理がしやすくなります。

まとめ

ここまで、ホテル・宿泊施設のMEO対策について、経営者の皆様が明日から実践できる具体的な施策を解説してきました。

MEO対策は、一過性の集客テクニックではなく、お客様との信頼関係を築き、施設の魅力を正しく伝え続けるための継続的な活動です。
そして、この活動を自社で実践していくことで、手数料に依存しない、力強い集客の柱が育ちます。

私たち株式会社SELF ACHIEVEは、最終的にクライアント様が自走できる「インハウス化」までを支援しています。
もし、MEO対策の第一歩で迷っていたり、さらに集客を加速させたいとお考えでしたら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
一緒に、お客様に選ばれ続ける施設づくりを目指しましょう。

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